SNS時代に変わった発信の意味

情報発信には大きく分けて三つのレベルがあるのではないでしょうか。

第一に「存在の証明」。ただ自分がここにいることを示すための発信です。

第二に「存在への意味づけ」。発信を通じて自分をどう見せ、どんな価値を持つ人間かを語る営みです。

そして第三に「行動を促すこと」。他者に購買や参加といった具体的な行動を起こさせる発信です。

このように表現や発信には、存在の証明、存在への意味づけ、さらに行動を促すことまでレベルがあるのではないかと思われます。

昨今SNSの隆盛により誰でも情報発信ができる時代になりました。例えば、インターネット黎明期、あるいはブログなどが日本にも流入した2000年代初頭、最初は日常を投稿するなどしてただ、存在を発信することも物珍しくコンテンツとして成立していた時代もあったのではないでしょうか。しかし、現在は一般市民もSNSで自身のブランディング(セルフブランディング)を当たり前にする時代に変化したように思われます。

このブランディングというのは、まさに発信による自身の意味づけのレベルに整理される情報発信ではないかと思われます。セルフブランディングが奏功しインフルエンサーという地位を獲得する方も現れています。インフルエンサーは企業の販促活動、マーケティング活動に協力し、市民の購買活動を促すことで経済の1要素として社会的に確立していっているように思われます。

しかし、特にSNSでのセルフブランディングにおいては実態より華美な投稿をする傾向も一部にあるようです。またステルスマーケティングなども問題となり法規制がされました

共通する問題点は、情報の真偽の点にあるかと思われます。では、なぜ事実と異なる情報は有害なのでしょうか。

フィクションなどのそもそも真実と謳われていない情報の存在からおそらく真実であると謳っていながら、あるいは案に真実であると示しながら真実でない、というその背信性が問題の根底のようにも思われますが、この辺りについてより考察を深めていきたいと思っています。