光は物体に吸収されますが、吸収される波形は物体によって様々です。色は、光がある物体に吸収されずに反射して網膜に届いた残存部の反射光です。したがって光のない暗闇では色を感じ取ることが出来ません。
光は光源から放射状に伸びます。したがって、光源から遠くなるほど薄くなります。逆2乗の法則というそうです。
したがって、明度と共に距離が光源から遠くなるほど光は弱くなることになります。
つまり、光源を奥に置いた場合は、奥の物体程明るくなり、手前の物体は暗くなる、ということになります。
光はぼやけた部分に色がつくので、ぼやけた部分も含めて全くの白色で表現してしまうとリアリティが出ないそうです。つまり、ぼかす場合、ぼかした部分に色をつけると光の表現として適正になるそうです。
シェイドは物体の暗部で、シャドウは影。暗部と明部を分ける境界線を明暗境界線といいます。物体は大雑把に光源から光が届く明部と光源から光が届かない暗部に分けられます。複雑な形状については、大雑把に明部と暗部に分けた後、さらに、細かい部分の明暗境界線を見極めていく必要がありそうです。
絵をかくとき物を描いているというより厳密には物に反射した光を描いていることになります。物の形状、向き、光源やその位置で、光の見え方は異なってくることになります。