北海道旭川市旭山動物園

JR旭川駅南口あさひかわ北彩都ガーデン、旭山動物園



この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2016hokaido3.jpg です
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今回の北海道旅行の一つの目的が、旭山動物園でした。いろいろと評判が良いので前から漠然と一度行ってみたいなあと考えていました。

旭山動物園は、朝開園時間直後から入場しましたが、正解だった印象です。昼近くからどっと人が増えてきますが、開園直後はまだ比較的人が少なく、平日の開園直後であればどの施設も全く並ばずに見ることができる状態でした。

JR旭川駅近辺から車で出発。道程は10KM程度ですが、朝の通勤時間帯に旭川市街を走行したため、場所によっては少し道路が混みました。旭川駅前から、旭山動物園まで、開園前後の時間は30分弱程度みておいた方が安全だと思います。なお、旭川駅の南側に現在、公園広場ができています。あさひかわ北彩都ガーデン、アウネの広場という名称のようです。とても整っており、朝など散歩などしてみると気持ちよかったです。

駐車場は、民間の有料駐車場を利用しました。駐車場こちらですと呼び込みをしているので、訳も分からず入場したら民間の有料駐車場だったというおちです。有料駐車場を利用した経緯で、無料駐車場のことはわかりません。個人的には、有料駐車場について、駐車料金は500円で、動物園の出入り口直結なので、十分利用価値はあると思いました。特に旭山動物園は入場料が820円とそれほど高額ではないので、利便性などを考えて500円の民間駐車場を利用するのは十分選択肢になるのではないかと考えられます。

朝の方が良く泳いでくれるという情報のあったシロクマの遊泳を観てから、園内の休憩所で朝食をとりました。ホットケーキが前日から食べたかったことと、一番朝食向きだったので、ホットケーキとアイスコーヒーを注文しました。子供向けにかわいい図柄がプリントされています。著作物足り得るなどと考えながら食べました。味は、正直、それほどレベルが高くなかった印象です。

開園直後なので、まだ動物が出てきていない施設もありました。カバ館もその一つ。施設の方に伺ったところ、11時くらいにならないと出てこないが、それも確約はできないとのことでした。プールでは、10時前の段階ではまだ、職員さんが清掃作業中でした。併設の施設のキリンは、元気に餌を食べていました。


入園後すぐいったカバ館はまだ、カバは不在。仕方なく、カバ館併設のキリンをみます。カバは午前11時ころ出てくるというので、後でまた来ようと考えて、キリンを暫く眺めて、カバ館を後にしました。

キリンはキリンで餌を黙々と食べており、行動展示の片りんのようなものを感じて、早く他の動物の展示もみたくなりました。

その後、カバ館を出て裏から回ってクジャク舎や子供牧場など、旭山動物園でもおそらく裏道の扱いの方面へ向かいました。

子供牧場もちらっと見たのですが、ひよこの孵化の様子など、大人が見ても興味を惹かれる展示が種々ありました。

そうして裏道を通って、東門の方へ行きますと、テナガザル館とオランウータン館に行きつきます。ここで、テナガザルを暫く眺めていると、なんと、檻の外のスペースの上空まで雲梯状の器具をたどってスイスイと来てしまいました!おいおい、檻のないところまで来るのか!とテナガザルの習性を知り尽くした行動展示の凄さを、ここで初めて実感します。これは人気が出るわけですね。話題にもなると思います。

横のオランウータンも同様に上空のスペースまで来てくれる展示器具の構造になっていました。オランウータンにも同様に期待してしまいますが、オランウータンはこの日はついに上には来てくれませんでした。そうそう人間の期待に応えられないですよね。

このテナガザル館は、行動展示の真意を読み取り、とても感銘を受けた旭山動物園初体験のような位置づけの動物になりましたので、写真にいっぱいとってしまいました。テナガザルの様子をたくさんどうぞ。

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このように、下は檻のないスペースを自由に飛び回っています。行動展示は本当にすごいアイディアだと思います。感銘を受けて行動展示と知的財産についての考察をしてしまいました。


テナガザルを堪能した後、シマフクロウ舎や爬虫類両生類館を回りました。

なお、旭山動物園の地図はここで見ることができます。

オオカミ館は、楽しみにしていたのですが、オオカミは全員寝ているかグダグダしていました。夜行性なのだと思いますし、そもそも真夏の日中でしたので当たり前と言えば当たり前ですが。夜の動物園などだと、もっと動き回っているのでしょうか。

このようにカバ館からぐるっと大回りして、ついに楽しみしていた猛獣館までやってきました。しかし、猛獣たちもオオカミと変わらず。全員寝ているかグダグダしていている体たらく。肉食動物は無駄なエネルギーは使わないのでしょう。

ただ、そこは旭山動物園。グダグダしているとしても、一味違います。なんと、我々の頭上で檻越しに寝ている。触ろうと思えば触れてしまえる距離で猛獣が昼寝している(もちろん、絶対に触ってはいけません。)。これだけで、十分な内容です。実際に頭上でヒョウが昼寝しているエリアでは、人だかりができていました。

個人的には、レッサーパンダも頭上の橋を渡ってくれていて、行動展示の威力を見せつけられた展示の一つになりました。

その後、カバ館でリベンジ。今度は、カバも出てきてくれていて、出てきてくれているどころか、水槽の中を縦横無尽に泳ぎ回り、観覧客を大いに楽しませてくれていました。カバの様子は割と写真に撮ったので少し枚数多めでどうぞ。個人的には行動展示の威力を一番目の当たりにしたのは、テナガザルとカバ館でした。ただ、動物の行動はさすがにコントロールできないので、この辺りは言った時間などによって当たり外れがあるのだと思われます。