ストーリー創作と表現されない設定・テーマ

Note of Float Islandのストーリーを少しずつ創作、更新しています。

Note of Float Islandは、物語形式のオリジナルエンターテイメントコンテンツです。

ストーリーを更新していると、ストーリーは、様々な要素の集積だと改めて感じます。

様々な要素とは、世界観、背景、キャラクター設定など、物語を彩るあらゆる要素を指しています。

設定、キャラクター、構成、背景すべてが折り重なって、ストーリーが構築されていきます。

そうすると、ストーリーは相当複雑な情報の集合体であるということになります。

設定の中には直接表現されるものもあれば、直接は描かれないものもあります。

直接表現されない設定も、描かれる要素に影響を与えているということになります。

この直接表現されていない背景、設定というもの、ただしストーリー全体に反映され、影響を与える抽象的な設定、背景、テーマなどは表現されていると言えるのか、色々と考えだすとキリがありません。

ストーリーに関わらず、具体的な表現と抽象的な表現の関係は、結構気になっているテーマです。

例えば、ひとつのストーリーを貫くテーマは、作品全体を通して表現されているのか、表現されていないのか、という問題です。

おそらく、設定では言語的な抽象性が、ストーリーでは、非言語的に、かつ具体的に描かれた要素に共通する限度で、非言語的に表現されている、ということになるのだろうと思います。

このように、余計なことも考えながら、ストーリーの創作をしています。